熱と誠と別々に書かれているが「熱誠」という一つのあつい真心がこもっている状態と思う。
真心とは至誠
商いをする上で必要なのは「儲ける」ということが目的ではなく、「他者利益」を追求することだと思う。
利益とは金銭的な部分だけではなく時間的、空間的、精神的、利便的なことも含まれる。
石田梅岩翁 曰く「商いにおける利潤追求は罪悪ではない。武士が禄(ろく)を食(は)むのと商人が利潤を得ることは同じことである。
ただし、商いは正直にすべきでけっして卑怯な振る舞いがあってはならない」
卑怯とは、利己的な考えや行い。「どのような方法で利潤をあげて、利益をどのように使っているのか」
この後半部分を忘れた商人は廃れていく。
また、孟子曰く「至誠にして動かざるものは未だこれ有らざるなり。誠ならずして未だよく動かすものは有らざるなり」
至誠とは「この上なく誠実なこと」これをもってすればどのようなことでも動かすことができる。
至誠のこもった熱誠をもって「他者利益」を 追求していける企業でありたい。