第38回 社内木鶏会感想文

つい不調なとき忘れてしまいがちだが、私の好きな言葉に「八風吹けども動ぜず、天辺の月」という言葉がある。
どんな苦難逆境に見舞われようと、波風経っても動じない池に写った月のような心を持つそんな想いが込められた言葉である。

今回の夷険一節を見てこの言葉の大切さを改めて気付かされた。
尊敬する人物の一人、松陰先生の獄中での「生ある限り道を学び続ける大切さ」を説かれる心の高さ。
野山獄に投獄されたとき25歳だった先生と、今の自分を比べても志の高さ、学びの深さに天と地ほどの差がある。

本当に恥ずかしい限りである。
ただ、先生のように人に教えを説くほどの高さはないが、この社内木鶏会を通して仕事だけをする会社ではなく、仲間と共に、人間としての心を高め合いたいという思いでどんなことが起きようとそこだけはぶれずに継続している。

「行は我にあり。毀誉は他人にある」の一心で、いつか「タクミは人を創る会社です」と堂々と言えるようになるまで高め続けていきたい。

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