第19回 社内木鶏会感想文

「商事は言うに及ばず候(そうら)へども万事精に入れられるべく候」

何百年も前の言葉が今でも受け入れられるのはどの時代でも日本人の根底にある部分は変わらないからである。

日本人は農耕民族だからと少し非難されることもあるがだからこそ我々の先祖が一所で懸命に生き、懸命に働いてきたからこそこの素晴らしい日本があるのだということに感謝の念が溢れてくる。
サラリーマンの頃の自分もそうであったように天職を見つけるためにと転職を繰り返す人が多くなっているが実はその場その場が「天職」につながるのだと最近は思うようになってきた。

では、どうすれば天職となるのか?それはその時、その場で何事にも精を出し大小問わず「生きること、働くこと」に対して「志」を持つこと。
さすれば、自分以外の誰かを思えるようになりその「志」の高次化が我々が受け取り生かして頂いてるこの素晴らしい日本、日本人の精神を次世代へ贈ることができるようにもなるだろう。

経営者としては少しでも「天職」「志」を感じてもらえるようお手伝いできればと思う。
事の前に在りては怠惰。事に当たっては粗忽。事の後に於いては安逸。これ百事ならざる所以なり。

全くもってできてはないが未来のために万事入精この言葉を心に日々を生きたい。

その他の記事