第36回 社内木鶏会感想文

学生時代から習い事も長く続かず、やってたことはバイトだけ。
高校を卒業し、就職してからも転々と職を変え結局4回ほど転職して長く続いたところで4年半。
勉強が出来るわけでもなく俗にいう落ちこぼれ、負け組と言われる部類に入っていたかと思う。

常々、自分に合う仕事はなにか、天職とは、なにか?と、責任を相手に考え働いてきた。
それが間違いだった。

当然ながら外に歩み寄ってもらおうと求めても、向こうから寄ってくる訳はなく、それならば自分が好きになれる仕事をしようと25歳のとき自分から歩み寄ってみた。

共に働いてくれる仲間、お客様、お取引先、沢山の人との約束を果たしていかねば考えると責任の重さが大変な重圧に感じることもあるが、こんな自分でも誰かのために役立つことが出来るんだと思うと、苦しさもまた楽しく感じる。

そうして、自分から向かっていき我武者羅に働いているといつの間にやらもう10数年。
社会に出て一番長い職場となってる。

これが天職か?と言われれば、まだわからないが、本誌の一節にもあったが「一番好きなことは?」と聞かれたら「仕事」と言えるし「一番嫌いなことは?」と言われたら「仕事」という気持ちもわかる。

天職とまで言えなくても「志を以って事にあたる」「志事」とは言えるようになってきた。

一生を通じて一つの事を貫き通す。

幼少から一つのことを極めてきた人だけが立派ではなく、転職をしたから貫き通せてないと悲観になるのではなく、自分が歩みよれば「一つの事」は、いつでも、何歳でもスタートは切れるはず。

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